従来行われていた市民健診にかわって、この4月から‘特定’健診が行われます。特定健診、特定保健指導という言葉のなかの‘特定’はメタボリックシンドロームに注目した健診、保健指導であることを意味しています。特定健診を行った結果、メタボリックシンドロームに該当することがわかった方を対象に特定保健指導が行われます。 | ![]() |
①血圧が高い ②血糖が高い ③善玉コレステロールが低い、中性脂肪が高い という3つの状態のうち2つあるいは3つの状態に該当しています。さらにこのような方の多くは肥満(内臓肥満)の状態にあります。内蔵の脂肪細胞から数種類のホルモンが分泌され、このため①や②や③の状態がひきおこされていると考えられています。このように肥満(内臓肥満)が原因となって、①や②や③の状態に陥っている状態をメタボリックシンドロームと言います。 |
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* 脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があります。皮下脂肪は皮膚に蓄えられている脂肪で、寒さから体を守ってくれるなどの働きをします。内臓脂肪は、お腹の中の腸間膜や大網と言われる部位に蓄えられている脂肪です。 |
薬物療法と生活習慣の改善(行動変容療法)があります。血圧、血糖、コレステロール、中性脂肪が基準値を大きく超えた方は、医療機関を受診して投薬、生活指導を受けていただきます。 基準値を超えていても薬を飲むほどではない方は特定保健指導の対象となります。食事指導、運動指導など生活習慣を変えていただくための指導を受けていただきます。生活習慣の改善により内臓脂肪が減少し、血圧、血糖、コレステロール、中性脂肪が低下し、脳卒中や心筋梗塞などの合併症を防ぐことができると考えられます。 | ![]() |
40歳以上75歳未満の方 が対象となります。保険者から受診券が郵送されますので、この受診券と保険証を持って来院してください。受診可能医療機関や受診可能時期が不明な場合は、保険者にお問い合わせ下さい。 |
厚生労働省のホームページもご参照ください。
メタボリックシンドロームの概念
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu/04.html
メタボリックシンドロームを標的とした対策が有効と考えられる3つの根拠
医療機関名 | 住所 | 電話番号 | 実施時期 |
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